hibibikki日々々記

2025.01.06
入り口のベンチ

仕事の原稿を読む。その合間に本も読む。「クモンカゲ 韓国の小さなよろず屋」、韓国のベストセラーエッセイ画集だそうだ。北書店の佐藤さんに勧められたんだけど、本当にいい本。

 

「新しい」か「古い」かだけで物事を考えようとすると、「新しいもの」はすぐ「古いもの」になってしまう。それは楽しいんだろうか。私は楽しいとは思わないけど。美しくて強い魅力的な絵に惹き込まれながらページをめくった。レイアウトも素晴らしい。

新しい仕事場を開いたら、この本で描かれているクモンカゲのように、入り口の脇にベンチを置きたいな。

 

『クモンカゲ 韓国の小さなよろず屋』 絵と文/イ・ミギョン 訳/清水知佐子 発行/株式会社クオン