hibibikki日々々記
2024.12.18
山きたる
去年、立山にご一緒させていただく機会があった。といっても登山をしたわけではなく、標高2400m超の室堂まで車と公共交通で連れて行ってもらったのだ。運よく半日ほど快晴に恵まれ、しばらく室堂の散策を楽しんだ。初めて見る植物、山と水辺と空の青。他は視界に入ってこない。こんな世界があったのか。
遠くに見えるあの山の上には、ああいう世界が広がっている。実際に行けなくても、見ることができなくても、ちゃーんとある。そう思うと、日々暮らしている平地から山の稜線を眺めていてもちょっとだけ良い気分になる。割とお手軽だな、私。
今年は山に関する書籍デザインの仕事が三つ、重なった。それぞれ内容も性格も異なる全くの別物なんだけれど、行けない場所が向こうから来た!みたいな気分になってしまった。
お手軽な上にお調子者の私。ちなみに仕事量の山も半端なかったです。