hibibikki日々々記
2024.12.22
備忘メモ
砂丘館で平原慎太郎さんのソロパフォーマンス「朧月」をみた。
語る言葉と身体の表現が重なり合う時間。
言葉が身体を支配するのか。身体が言葉を支配するのか。
支配という表現は強すぎるのかもしれない。ただ私は、会場でずっと微妙な違和感を感じ続けていた。
いま、12編からなる小説集の制作準備に入っている。
それぞれ内容は異なるが、いずれも不条理でシニカルな笑いや不穏な気配が見え隠れする。
依頼を受けた時、12編それぞれに書体や行間、色、紙質を変えたらどうか、そういう不安定さが似合うのではないかと思った。
作者のB氏も自由にやってみてと言ってくれたので、どう展開させていくかを具体的に考え始めたところだ。
今日のパフォーマンスの会場でその本のことをしきりと思い出していた。
文章がデザインに影響する。デザインが文章に影響する。
双方がひびきあうことを目指しているのだけれど、
デザイナーのエゴだけが前に出ようとはしていないか。
繰り返し考えている。
考えているだけでは結論は出ないので、まずは手を動かすしかないんだけど。
見る、聞く、会う、話す。
大事だねえ。